ひげきはとつぜんあさに。

先日、持ち帰ってきた吉田さんのボール

あまりに嬉しくて帰ってきてすぐにyukiに見せびらかし

「これに鉄火丼や納豆丼、丼ものにはすごくいいよね～♪」

などとはるな愛風に自慢し

「いいね～」などと同調されると気分は最高潮に達し

厳重に梱包された包みを緩ませっぱなしでキッチンの床に

紙袋ごとポンと置く。


朝になって、寝ぼけてたせいか

丁度ゴミ箱のそばにあった紙袋をゴミを捨てようとゴミ箱を空けた瞬間・・・

ゴロンと紙袋ごと転んで鈍い音。

まさか・・・とおそるおそる見てみると

二つ買ったうちの一つが割れた。。。

そう、持ち帰って目止めもしないうち次の朝の出来事である。


形あるものは壊れるのはわかっているが

この無謀な行動は寝ぼけてたといえ我ながら・・・なんとも言葉がでない。

頭がまっしろになって

それから思い浮かんだのが中川ちえさんのこの本

”大事にしていたすり鉢を割ってしまった”

中川さんの行動はそれを「継ぐ」ということ。

いつものわたしならあきらめてしまうところなのに

この本のほんの何ページかにわたるものへの心持を

心の中に受け止めていたと言う事がわかる・・・


早く継ぎたい気持ちを抑えながら仕事に向かった。

早くしないと駄目なんじゃないか！？って

そんなことはありえないのにね。

あせりながら仕事を終え、ホームセンターへ陶器用の接着剤をもとめた。

帰るなりとにはかくにも作業に向かって・・・





こんな感じに継げた・・・

出来上がりは、やすりをかけて余分な接着剤を取り除きなめらかにして。

今では、大事な器になってます。


でも・・・

頭の中でぐるぐるしてるのは

「井戸の周りでお茶碗欠いたのだ～あ～れ♪」